メニューはお店のイチ押し商品や、こだわりの食材を使ったお料理など、美味しそうな写真や見やすいレイアウトでしっかりアピールしながらお客様に伝えることが出来ます。
ひとくちにメニューと言っても、形状はさまざまです。お店のテーブルサイズによって大きさを変えることもありますし、商品数や写真の枚数、サイズやレイアウトによってによってページ数や形状も変わります。
お店の雰囲気に合わせて形状や紙質を考えると、統一感のある仕上がりになりさらにお店をアピールすることができます。ここでは代表的な形状をご紹介しますので、参考にしてみてください。
市販されているメニューブックファイルに、印刷したメニューの紙を差し込むタイプです。
印刷は片面・両面とお選びいただけますが、片面の場合は中のビニールファイルに2枚入れることになるため、ズレたりすることがありますので両面がおすすめです。
修正をした場合も、そのページだけを入れ替えればいいので、コストを抑えることも可能です。
通常、メニューブックのビニールファイルは、1部につき4ページ分を差し込む仕様になっているため、メニューのページ数は「4の倍数」で考える形になります。
メニューブックはご希望であれば既製品をこちらでご用意することも可能です。
既製品のメニューブックは種類が豊富で、表紙などに箔押しでお店のロゴを入れたりと、後加工を依頼することでオリジナルのメニューブックにすることも可能です。
メニューブックファイルには入れずにそのままご使用いただくタイプです。
差し込みタイプメニューと同じように、1枚の紙の片面、もしくは両面に印刷したメニューになりますが、ただ印刷しただけでは破れやすく、汚れもつきやすいため、「パウチ加工」や「PP加工」で印刷物を保護するのが一般的です。手に取りやすいため、テイクアウトメニュー、キッチンカーのメニューなど、スペースが限られている時に主に使用されます。また、メニューの品数が少ない場合は1、2ページで十分なので、そういった理由で採用されることも多いです。
見開き両面に印刷をして、2つ折りにしたタイプです。
表紙を入れて4ページになるので、メニューは3ページ分の容量となります。もちろん表紙は作らなくてもいいのですが、あるとお店のメニューらしくなるので基本的には表紙を作ります。見開きA3サイズ、仕上がりA4サイズが一般的ですが、仕上がりをB5サイズにしたり、正方形のオリジナルサイズで作ることも可能です。印刷機によって最大サイズに限りがありますので、ご相談ください。
商品数が多く、でもメニューブックなどは使用したくないお客様に人気のタイプです。
6ページあるので、表紙を抜いても5ページ分の容量があり、多くの商品を掲載可能です。各カテゴリでページ構成をしてもいいですし、中面を見開きでインパクトのあるメニューを作ることが出来ます。仕上がりA4サイズで作ることが多いですが、こちらも細長くするなどオリジナルサイズの作成も可能です。イタリアンでよく使用されるのですが、メインのピザやパスタなど商品数が多いカテゴリを、中面に写真も大きく入れてアピールすることが出来ます。
片観音折りの場合、内側に折り込むページの幅を「仕上がりサイズ(A4の場合210mm)-5mm」で作成していただく必要があります。
※仕上がりサイズの幅にしてしまうと、反対側(外側のページ)を折ることができません。
見開きにすると80センチを超える、かなりロングタイプのメニューです。
ページ数は8ページなので冊子タイプと同じですが、冊子ではなくまとめて見れるものが作りたいとご希望のお客様に人気です。商品数は写真を入れてもかなり入れることができます。最大で仕上がりA4サイズまでとなりますが、一番左の画像のように細長いサイズにするお店も多いです。メニューだけでなく、リーフレットやテイクアウト用のメニューなどを作るときにも人気です。お店のスペースによってはおすすめできない場合もありますので、ご相談ください
両観音折りの場合、内側に折り込むページの幅を「仕上がりサイズ(A4の場合210mm)ー5mm」で作成していただく必要があります。
※仕上がりサイズの幅にしてしまうと、真ん中を折ることができません。
ノートのように、ホチキスのような針金で綴じたタイプです。
中綴じ用の針金を使い、冊子に仕上げる加工です。2つ折りにして中心を針金で留めるため、ページ数は4の倍数となります。メニューの場合は多くても16ページまでに収まると思いますが、パンフレットなどではもっと多くのページになることもありますし、会社案内などでもよく使用される綴じ加工になります。 PP加工の場合はある程度ページ数が多くても綴じることが出来ますが、パウチ加工の場合は厚みがあるため8ページまでとなります。
カシメで綴じるタイプでファミリーレストランなどでも使用される頑丈なタイプです。
カシメという金具で留めるため中綴じよりも丈夫で、パウチ加工をしたものでも多くの枚数を綴じることが出来るタイプです。A4仕上がりの場合、一番外側はA3で挟みますが、中面はA4サイズのままですので2の倍数のページで作成が可能です。居酒屋やカラオケ店など耐久性重視の業態でよく使用され、製本のなかでは1番強度の高いタイプになります。とにかく耐久性の高いものが作りたいというお店さんにおすすめの製本方法です。
カシメ綴じの場合、全ページ、綴じる側の15mmに文字や絵柄を入れないようにデータを作成していただく必要があります。
※閉じる側15mmの範囲に文字や絵柄があると、カシメ綴じ加工で隠れてしまいます。
どちらも同じく防水加工、破れ防止、汚れても拭き取れるのがメリットです。
飲食店の場合防水加工はをしたいとご希望が多いのですが、主に2種類の加工があります。
① パウチ(ラミネート)加工
周りに3~5ミリ程度のフチが付くため水の侵入を防ぎ耐久性が高いものになります。
ですが周りのフチが安っぽく見えると、お店の雰囲気によっては敬遠される場合もあります。
② PPフィルム加工
薄いフィルムを貼り、仕上げに周りをカットするためフチがなくきれいに仕上がります。
半面、フチがないため水の侵入を完全に防ぐことは出来ないので耐久性はパウチより弱くなります。
耐久性の高いものを作りたい場合はパウチ、きれいに仕上げたい場合はPPフィルムを選んで頂くといいと思います。また、どちらもグロス(光沢)とマット(半透明)があります。
どのタイプがいいかはお店の雰囲気や業態によって変わってきますので、ご相談ください。
このようにメニューの形は色々あります。
サイズもオリジナルで作ることができますし、仕上げに抜き加工をすることで「どんぶり型」だったり「丸型」など好きな形に仕上げることもできたりと自由度も高いです。
「普通の形じゃつまらない」「さらにお店オリジナルの形でつくりたい」といったご要望にもお応えできます。
形だけではなく紙質や色などもお好きなもので作れますので、ご要望やご相談などありましたら、まずはお気軽にお問合せください!