新しくお店をオープンさせるとき、
・何を準備すればいいのか
・どこに頼めばいいのか
・いつまでに依頼すれば間に合うのか
悩んだり迷ったりすることもあると思います。
決まっても依頼する会社が多くなればやり取りも煩雑になりますし、つい忘れてしまって間に合わないということもあります。
ここでは「知っておきたいオープン前の販促物作成」についてポイントをお伝えします。
どの販促物もお店にとっては必要なものですが、必要なタイミングがあります。用途ごとに準備に取り掛かる時期もちがいますので、「いつ必要なのか」を考えてスタートすると「作ってなかった!」「間に合わない…」ということも防げますし、余裕をもって取り組めます。
ここでは「販促物作成の優先順位一例」と「販促物の役割」を簡単にお伝えします。
ロゴはお店・会社の顔となるものでとても大切です。
コンセプトを基にしっかりとブランディングを行い、それをカタチにするため制作期間はある程度必要になります。
名刺は業者さんとの打合せ、ごあいさつ回りなどに欠かせないツールです。大切な打ち合わせで名刺がないと「大丈夫かな?」と相手に不安を与える可能性もありますので、必ず用意しましょう。
看板はこれからオープンする前の告知第一弾です。詳細はわからなくても「新しいお店が出来る」というアピールになりますし、ロゴと同じくお店の顔になるものです。
看板は設置方法にもよりますが、基本的には施工工事が必要になりますので、施工期間なども考慮しておきましょう。
ホームページも集客の必須ツールとなりました。お店のコンセプトや雰囲気を伝えることができ、正しい情報発信の場としても大切なツールです。オープン前から商品の紹介や、オープンキャンペーンの告知など、集客へのアプローチが可能です。ホームページ作成はに時間もかかりますので余裕をもって準備をしておくのがおすすめです。
メニューは言うまでもなく必須アイテムです。写真を撮る場合は撮影時間も必要ですし、商品や仕入れ業者さんの選定、原価率の計算から売値の決定など一番大変な作業です。お店の雰囲気を伝え、おすすめ商品などを伝えてくれる大切なツールですので時間をかけて取り組みましょう。
ポスターはお店のオープン日や取り扱い商材などを事前に告知して、オープンを楽しみにしてもらうアイテムです。オープン後の集客に大きな影響をもたらします。
チラシは地域全体のターゲットに向けて幅広くお店の告知をします。折込チラシやポスティングなど方法はいくつかありますが、店頭告知とは違い少し離れた場所から足を運んでもらうきっかけになりますよ
デジタルサイネージはやはり紙と違って動画やスライドショーなど動きをつけることができ、音も出せるので店頭に置いた時のお客様の足の止まり方が違います。また並んでいる時に見ていると待ち時間が気にならず離脱率が下がったというデータもあります。写真や動画撮影が含まれるため時間もかかりますので、作成を検討中の場合は機材の手配も含めて早めに動いておきましょう。
ウィンドウステッカーやタペストリーは店頭に看板などが置けないというお店にピッタリの販促物です。ステッカーは窓に貼るため場所をとりません。ロゴや営業時間の文字だけでも、イラストなどを窓にラッピングとして貼るのもインパクト大でオシャレな雰囲気を保てます。
タペストリーも同じく場所をとりません。壁に直接取り付けたり、日よけ幕として使用したりと、サイズは好きに選べますし、写真などを載せたメニューポスターとしても使用でき、遠くから目を惹く販促物です。
のぼりは掲載する情報は少ないですが、遠くから「何かある」と目を惹き店頭まで足を延ばしてもらう販促物です。作成日数や金額も安価なため、まずは周知したいという場合に便利な販促物です。
ショップカード はリピートにつなげる大切な販促物です。紙の厚さや形などにもこだわり、箔押しや活版印刷など他店と差をつける工夫もできます。忘れられない、捨てられない販促物に仕上げるのがおすすめです。
販促物はお店の立地条件によっても変わってきます。置きたくてもスペースがとれない、周りのお店との決まりで出せない、お店の雰囲気と合わないなど、状況を把握してから作るものを決めていきましょう!ここではいくつかのシチュエーションに合わせた販促物の設置例をご紹介します。
地上階のお店は下からだと目につきづらいため、階下に看板やサイネージなどを設置するといいのですが、条件によってはそれも出せない場合があります。その場合は、道の向かいからはよく見えるように窓にステッカーを貼ってラッピングしたりベランダ部分などにタペストリーを設置して、まずは目につき上まで上がってきてもらう動線を作る販促物の作成が大切になります。
キッチンカーなど移動販売の場合は、立ち止まってもらうことが大事なのでインパクトのあるデザインで大きく見せることがおすすめです。また、簡単に片づけられてかさばらないものがいいですよ。吸盤や磁石で取り付け、外すときも巻き取れば簡単にしまえるタペストリーや、マグネット素材で取り外しが簡単なもの、重量の軽いものが使いやすいと思います。
ここでは3つのパターンをご紹介しましたが、他にもテナント内出店、イベント出店など色々なパターンがあります。
立地別にルールもあり、オーナーさんや周りのお店の方に確認、許可をとらないといけない事もありますので「事前に調べて可能な範囲で出来ることをする」ようにしておくと安心です。
こちらのイラストを使用した「シチュエーション別、販促物の選び方」をまとめた冊子のご用意もありますので、よろしければダウンロードしてご活用ください。
ここまで作るための目的や、タイミングによる優先順位、立地条件別など色々とお伝えしましたが、最後に「オープンまでにここだけは押さえておきたい」販促物を期間別、業態別で制作例を考えてみました。
プラン例① 居酒屋
店頭での集客、ポスティングなど広範囲からの集客をメインにした販促物です。オープン日の告知や割引チケットなど、初日からお客様に来てもらい開店を盛り上げていきます。
プラン例② レストラン
ハデに販促物を置くのではなく、雰囲気を重視したい場合は窓にカッティングしたロゴのステッカーを貼るだけでも告知効果はあります。ご来店いただいたお客様にまた来ていただけるよう、ショップカードをお渡ししてリピートを促します。
2か月期間があると作れる販促物も増えますし、アピールする時間も長くなるため、集客率も上がってきます。
プラン例 カフェレストラン
内装工事中から看板をつけることで「何のお店か」「新しいお店が出来る」ということをアピールします。またメニューやポスターに使用する商品写真の撮影もできますので、シズル感のある写真でお客様の期待値を上げ、オープン時のご来店に繋がります。
オープンまで3か月あれば、ほとんどの販促物が作れます。オープン告知だけでなく、情報の発信によってお客様の反応を見て対策を練ることもできますので、より精度の高い状態でオープンを迎えることが可能です。
プラン例 焼肉店
オープン時の集客や認知は事前告知で大きく変わります。オープン後はリピートを増やすことや客単価を上げることなど、また新たな課題が出てきますが、その時のお店の状況によって必要なものをご提案しますので、まずはオープンに向けて動いていきましょう!
オープンまでの時間内で出来る販促物を簡単にまとめましたが、もちろん1ヶ月を切ってしまってもできることはあります。
どこをどうしたら時間短縮になるかなどご提案いたしますので、そこはあきらめずにまずはご相談ください!
売上UP+1はこれからオープンするお店の負担や不安を1つでも減らし、ご提案することでお店のお役に立ちたいと考えています。もちろん、上記以外の販促物についても、ご希望がございましたら対応させて頂きます。
オープンするまでは時間もコストもかかり大変ですが、スタッフの一員という心づもりで一緒に考え、ご提案します!