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メニューなど販促物を作るときに知っておくと便利な紙のサイズ

こんにちは!高橋です!!

まだ6月なのに…わかってるけど今年はとうとう稼働させてしまったクーラー。
年々気温が上がる夏に今から戦々恐々としています。

毎年「夏が苦手です」と書いてますが、もうどうしたらいいかわからず、
あちこちの雑貨屋などで冷却グッズを見ています。
何かいいアイテムがあったら教えてください…!(切実)

今回は紙サイズの歴史からおはなしします

さて、今回は前回に引き続き、紙についての記事を書こうと思います。

前回は紙の種類について一部をご紹介しましたが、今回はサイズについて。

お問合せいただく時に、みなさん「サイズがわからない」とおっしゃることが多いのですが、そりゃそうですよね。

通常のコピー機で出てくる紙の大きさは知ってるけど、それが何サイズか気にしたことなんてないですよね(私はそうでした)

なので、まずは紙サイズがわかるこちらの比較表をご覧ください。

このように紙の規格には「A版」と「B版」があります。
でもAとかBとかどこから来てるの?っていうか何??ってなりますよね。

A版の由来について

紙の規格はもともとドイツの科学者の提案から始まりました。

IOS216はウォルター・ポルストマンが定義したDIN476を基にした規格で、
現在に至るまで、北米とラテンアメリカの一部を除く世界中で使用されています。

このようにオストヴァルトが提案した寸法が60年以上の時を経て、
私たちが日常的に使用するA版として国際規格になりました。

次にB版について

先程ISOが設立したISO216でA版もB版も規格サイズになったと説明しましたが、
実は日本で使われているB版はISO216ではないんです。

日本の最古の紙は現在の岐阜、「美濃国」で作られていた「美濃和紙」といわれています。

美濃和紙は1300年の歴史を誇り、ユネスコ無形文化遺産に登録され、国宝級の古文書や絵画の修繕に使用されています。

しかし当時の紙は作り手によって大きさも様々で、決まった規格があったわけではありません。

そこから9世紀の年月が経ち、江戸時代に入り、徐々に美濃和紙の大きさが統一されてきました。

年表にもあるように、13世紀の時を経て、現在日本で使われている「B版」が誕生しました。

紙のサイズを覚えておこう!

サイズを聞いてもわかりにくいですよね…
ですので、身近なもので比較してみました。

 

ちなみにですが、よく使用されるものとして、
・はがきサイズ:100㎜×148㎜
・名刺サイズ:91㎜×55㎜
も覚えておくと、頼むときに便利です。

まとめ

今回は私にしては珍しく、歴史のお勉強みたいになってしまいました。

職業病といっていいのか、この仕事をはじめてから販促物を見てサイズを当てることが得意になってきました。
あまり役に立っていない気がしますが、何かを作るときには便利です。

みなさんもお店の販促物を作る時に「どのサイズがいいかな」と考える時があるかもしれません。
そんな時にちょろっと思い出してもらえたら嬉しいです!

ではまた次回ですっ!

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