デザイナーにいろいろ聞いてみた!インタビュー第一段
- 2024/12/12 9:32:47
クリスマスの雰囲気が好きな私としては心躍る12月なのに、ここ数年家に飾り付けをしたことがありません。。。
ですが今年は実家から使っていない壁掛け用のツリーとオーナメントをもらったので、
数年ぶりにクリスマスツリーを飾って気分を盛り上げてみました!
私が子供の時に使っていたオーナメントもあり、懐かしい気持ちで飾り付け。
それだけでちょっと家が華やいで嬉しくなります。
リアルなもみの木じゃなくても、ちょっとあるだけで気分は変わりますね!
デザイナーのすごさ
最近Netflixの「炎のガラス・マイスター」というドキュメンタリー番組にハマっています。
1シリーズにつき10人のガラス職人が参加し、出されたテーマに沿って作品を作り競っていく番組で、
デザイン性・独創性・技術力・展示方法など様々な面で評価をされ、毎回1人が脱落していき最後の一人には賞金やプログラム研修が贈られます。
出されるテーマも「いままで一番つらかったこと、乗り越えたこと」など、
概念がテーマになっていて、見ている私としては「なんだそりゃ」となるのですが、参加者はそのテーマに対し
■どう解釈してデザインに落とし込むのか
■コンセプトがしっかり表現できているか
■作品として統一性があるか
■見た人に伝わり、考える余地を与えているか
を求められます。
またチャレンジ性も問われるため、無難なものや作り慣れたものでは評価されず落とされるという過酷な戦いで、
どんどん引き込まれています。
制限時間のある中で人から与えられたテーマを自分の中に落とし込み、形にして人に伝えるという作業は
とんでもなく大変で苦しいことだと思いますし、競う相手がすぐ隣にいるのも大きなプレッシャーだろうと、
自分だったら逃げ出すこと間違いなしです(笑)。
それでも仕上がった作品は素晴らしく、見るのがとても楽しいのですが、
世の中の制作者はみんなこんな思いと闘いながら仕事をしているのだと感動し、同時に尊敬します。
売りプラにも多くのデザイナーがいます。
会社に所属し、お客様のためにデザインをするので「作品=自己表現」とは違いますが、
彼らも日々前途したポイントを踏まえて「生みの苦しみ」を味わい、
「求められる以上の結果を出す」プレッシャーと闘っているんだと思うと、
私も営業として、お客様とデザイナーをつなげるだけでなく、お客様の想いを正しく伝え、
お客様のご要望に応える結果を生み出す準備をしっかり整えてからデザイナーにバトンを渡さなくてはいけない!と背筋が伸びます。
前置きが長くなりましたが(笑)、売りプラの販促物の全てを担う彼らは、
どんな思いで、どのように仕事と向き合っているのか私自身も知りたくなりインタビューをしてきました。
ぜひ、ご覧ください!
デザイナーTさん
Tさんの紹介
■中国出身の29歳
■学生のころに作成したポスターが国立美術館に展示されたこともある、将来有望なクリエイター
■Webサイト、ロゴデザイン、イラスト、販促物など幅広い制作スキルを持つ
どうしてデザイナーになろうと思ったのですか?
※ Tさんの作ったサイトロゴ
母が趣味で絵を描く人で、その影響を子供の頃から受けていたと思います。
最初はファッションデザイナーを目指していましたが、大学でビジュアルデザインを専攻しロゴデザインを勉強しました。
卒業後は1年間デザイン会社で働いていましたが、日本に留学したいとずっと思っていたので、退職し日本に来ました。
日本語学校に1年通い、大学院でデジタルデザイン(Webデザイン)を2年間勉強しました。
Tさんが好きなデザインはどのようなものですか?
※ Tさんの作ったデザイン
戦後活躍したデザイナーの作品は素晴らしいと思います。
勝井三雄氏、田中一光氏、永井一正氏が好きで、100年たっても色褪せないデザインにとても惹かれます。
特に佐藤卓氏のデザインに影響を受けました。
私はまだ「得意なデザイン」や、「自分のスタイル」と言えるものがないので、
色々な仕事を通して見つけていきたいと思っています。
今後Tさんがやってみたいと思うデザインはありますか?
※ Tさんの作ったイラスト
もともとデジタルデザインが好きなので、Webサイトのデザインをやりたいです。
東美や売りプラ、お客様のサイト制作もさせてもらっていますが、今後も色々なサイトデザインを手掛けたいと思っています。
グラフィックデザインでは社会現象を訴えかけるような、メッセージを発信するポスターを作れるようになりたいです。
最後に、Tさんがデザインにおいて大切にしていることはなんですか?
物事に対する好奇心や探究心を持ち続けることです。
クリエイティブな能力が求められますが、自分の中でどれだけ考えてもアイディアが出てこないこともあります。
そんな時は他の人のデザインを見たり、専門外のデザインを見ることで刺激を受けますし、
考え方を広げることができると考えています。
そして、技術も大切ですが、それよりも考え方が大切だと思います。
デザインは問題解決を促すこともできる
そう思っているので、私もそのようなデザインを作れるようになりたいです。
まとめ
今回は弊社のデザイナーインタビュー、第一弾としてTさんに話しを聞いてみました。
一緒に仕事をしていてもなかなか個人的なことを聞く機会はないので、
デザイナーになったきっかけやデザインに対する考え方など、
「そうなんだ!?」と思うようなことが色々と聞けてとても楽しかったです。
特に印象に残ったのは「デザインで問題解決を促す」という言葉です。
街を歩いていると、確かに発信力の高いポスターを見かけることがあり、気になればじっくり見ますし、
そこから発されているメッセージについて考えることもあるな~と、思い返しました。
キャッチコピーやビジュアルの要素が大きいと勝手に思っていましたが、そこにはデザインも大きく関わっているということ、
デザインにはそういう一面もあるということに今更ながら気づかされました(この仕事をしているのに恥ずかしい…)。
今後のTさんの作るデザインがさらに楽しみですし、さまざまなデザインでお客様のご要望に応え、
お手伝いができると感じたインタビューでした。
このインタビューはシリーズ化を考えているので、また別のデザイナーの話しや
現場スタッフのインタビューなどをお伝えできたらと思います。
ではまた次回ですっ!