先週、西武池袋線「稲荷山公園」で開催されたイベント「緑のクラフト」へ遊びに行ってきました。
私にとっては地元でもあり、桜の名所なのですがもう何年も桜を見に行けてません。
来年こそは…!
桜が終わるともうツツジの季節で、すでに満開の状態でした。
ツツジは普段それほど「好き」と思うこともないのですが、やはり色とりどりの花が咲いていると見とれてしまいます。
私はこの色のツツジが好きなのですが、なんとも言えない色合いがたまりません(なんて言う色なんだろう…?)。
色と言ってもいろいろ
一口に「色」と言っても、「色々」という言葉があるくらいですから、様々な種類があります。
普段何気なく目にしている全てに色があり、名前がついています。
みなさんも好きな色があると思いますが、一部をご紹介するとこのようなものがあります。
【日本の伝統色】
日本に古来より伝わる色で1100種類以上あると言われます。
和色とも呼ばれ、原色とは少し違う色味が特徴で、草木や動物の名前が付けられていることも多く、
四季とり見せる色が違い、繊細な色が多いです。
ちなみに伝統色は日本に限らず、フランス、中国など国ごとにあります。
【ネオンカラー】
蛍光色調で鮮やかかつ強烈なイメージを持つ色で、インパクトのある色に思わず目を奪われてしまいます。
今は印刷でも特色として使用する事が出来るようになりましたので、
お店によっては刺し色として使用するのもおススメな色です。
最近は韓国スイーツのお店からブームになった「ネオン管」の看板も増えている関係で、
メニューやポスターで合わせて使用するお店が増えてきました。
【パステルカラー】
柔らかく淡い色調で高明度の色を指す総称です。
原色のような明確な色合いではなく、桜色や藤色のように白色が混ざったような淡い色彩で、
優しい印象を伝えるデザインに使用されることが多いです。
「病院」や「老人ホーム」、「保育園」などのパンフレットやポスターは意識してパステルカラーを使い、
優しさ、穏やかさ、清潔感がある印象を与えるデザインに作ることも多いです。
【レトロカラー】
落ち着いた色合いが多く、黄色がかったオフホワイトや茶色、緑色など派手ではない色が多いのが特徴です。
少しかすれた感じや、くすんだ色合いにする事でよりレトロ感が演出できます。
昨今のレトロブームで注目を浴びていますが、色だけでなく、風合いを感じられるのがレトロカラーの魅力かもしれません。
デザインにとっての色
デザインはお店のコンセプト、ブランディングを基に作成します。
そこでも色はとても大事になります。
もちろんお店の雰囲気を壊すような色は使用できませんが、
シーズンや商品によって、いつもと違う色を使用したデザインにする事はあります。
そのためにメインカラーとサブカラーがあり、その組み合わせでより商品の魅力を伝えたり、
インパクトを与えて目を惹くようなデザインを使い、商品のアピールをしていきます。
「今回新しく販売が決まった商品、アピールするポスターが作りたい!」
といった時、その商品をいつ、誰にどこで、どのようにアピールするのかを考えますよね。
俗にいう「5W1H」というものです。
・いつ(When)
・どこで(Where)
・誰に(Who)
・何を(What)
・どのように(How)
これが決まるとデザインの方向性が見えてきます。
例えば
・夏に
・店頭で
・前を通るお客様に
・冷やし中華を
・ポスターで
アピールしたい。
となると、夏で冷やし中華なので「涼し気な」「爽快感のある」色の選択が出来ます。
年齢層が低めのお客様がターゲットなら「ビビットなビタミンカラー」を使用するとか、
冷やし中華という昔ながらのメニューなので「レトロカラー」で今の流行りを取り入れつつ、商品のイメージを伝える、
といった色選びでデザインを作っていきます。
例えばこのような感じです↓↓
まとめ
デザインにおいて「色」は先にあるものではなく、お店の雰囲気、商品の色やイメージがまずあり、
それをさらに引き立てるための材料になります。
ただ「この色が好きだから」「流行っている色だから」という理由だけで選ぶのではなく、
「商品」や「目的」に合わせて、商品の魅力を最大限に引き出すデザインを作るために色を選び、利用していくのがポイントです。
色は主役にもなりますが、デザインにおいてはサブキャラとして選ぶと、
商品のコンセプトやブランディングから外れることなく販促物などに展開する事が出来ますよ!!
ちなみに私は個人的に「くすみカラー」が好きなので、
昨今のレトロブームは商品全てが可愛く、買いたくなってしまうので困っています。
ではまた次回ですっ!