ご報告がだいぶ遅くなってしまいましたが、
売上UP+1は10月9日(水)、10日(木)の2日間、
「FOOD STYLE Japan 2024/ラーメン産業展 in Japan」という展示会に出展させていただきました!
食材や調理機器の展示がメインの展示会ではありましたが、
そんな中でもたくさんの方にブースに立ち寄っていただき、色々なお話を聞かせていただきました!
売上UP+1としては、初めての展示会出展でしたが、様々な課題を感じつつ、素敵なご縁もいただき…
「準備してきたものが報われた」とメンバー一同感動のもと、出展は無事終了しました。
ご来場いただきましたみなさま、ブースに立ち寄っていただいたみなさま、本当にありがとうございました!
飲食店、小売店、メーカー様が主なお客様である売上UP+1として、
今回、何を「見てもらいたい」、「知ってもらいたい」のか、「どうすれば楽しんでもらえるのか」など、
時には悩みつつも楽しみながら準備をして臨みました。
「展示物のデザイン」は準備の中でも肝となる重要なポイント!
今回の展示会の展示物使って、「意図のあるデザイン」の重要性や効果について解説してみたいと思います。
意図のあるデザインとは?
デザインに関する重要な考え方です!
「意図のあるデザイン」とは、厳密な定義がある言葉ではありません。
ただ、デザイン作成にあたって意識しなければならない、かなり重要な考え方です。
言い換えれば、
1.「目的」があるデザイン
=問題、問題解決のゴールが明確に設定され、その問題を解決させるためのデザイン
2.「コンセプト」があるデザイン
=デザインのベースとなる、イメージ、色、伝えたいメッセージ等が明確に取り決められているデザイン
と言ってもいいかもしれません。
個人的に、デザイナーから上がってきたデザインを見る時に、この部分を重視して考えるようにしています。
デザイン作成は、何の目的も理由もなく始まるものではありません。
大切な目的、理由が絶対に伴うものなので、そこを忘れないようにすることが肝心です!
「目的」も「コンセプト」もないデザイン
逆に考えると、「目的」も「コンセプト」もないデザインとは、どういったものでしょうか?
- 何となくおしゃれだと感じるので、ヨーロッパっぽいデザインにした
=イメージが固まっていない。コンセプトがない。
- ページ数が限られているので、どうにか収まるようにレイアウトした
=デザインの目的が、ただ「収めること」に特化しており、本来の目的がない
このようなデザインの場合、見た人には何も伝わらないと思いませんか?
上記のようなデザインでは、私もお客様に提案することはできません…
デザイン別で比較してみました!
先日の展示会にて、体験型コンテンツとして、来場者様にお楽しみいただける展示物を作りました。
内容としてはデザイン別にデザインの意図を感じてもらえるような展示となっております。
種類別に解説していきます!
【ケース1】ラーメン屋のポスター
A:ラーメン屋であることを大きく、強く打ち出したデザイン
ポスターならではの大きい告知面を活用し、見た人の印象に残るインパクトを与えることを意識して作成されています。
【デザインの目的】
・遠くからでも何の店かわかってもらう
・シズル感のあるラーメン写真で、ラーメンを食べたくなってもらう
B:お店の商品ラインアップを並べた、メニューポスター
メイン商品は大きく見せつつ、見やすさを重視して作成されています。
【デザインの目的】
・入店前に何を注文するかある程度決めてもらい、スムーズな注文につなげる
・「こんなメニューもあるのか」と、知ってもらい、後日の来店につなげる
【ケース2】焼肉屋のロゴ
A:パッと見てすぐに何のお店かイメージできるロゴデザイン
「焼肉」という文字を見るだけで、ジュージュー焼かれている美味しそうなお肉が目に浮かぶのは私だけでしょうか…
【デザインの目的】
・焼肉屋であることを前面にアピールし、「ここに焼肉屋があるよ!」と印象づける
・使う書体にこだわりつつ、韓国語も入れ込むことで「美味しい焼肉が食べられるのでは」という期待感を高める
B:デザイン性を重視したロゴデザイン
シンボルマーク的なデザインはロゴ感も高まりますね!
【デザインの目的】
・おしゃれで落ち着いた雰囲気の店舗を連想させる
・「お店のシンボルマーク」を強く意識し、「このロゴはあのお店だ!」とすぐに思い出してもらえるような印象を与える
【ケース3】レストランのメニュー
A:人気商品、売りたい商品など特定の商品の注文率をアップさせるメニュー
「強調されている商品は、注文率が上がる」ということは、データとしても報告されております。
【デザインの目的】
・人気商品、売りたい商品を強調し、注文率をアップさせる
・お店の看板メニューであることを訴求し、何を頼むか悩んでいるお客様に「これを頼めば間違いない!」と感じてもらう
B:見やすさ重視で整理されたデザイン
インバウンド対策として英語や番号も入れているため、日本人だけではなく、外国の方も注文しやすいメニューです。
【デザインの目的】
・見やすさ、わかりやすさを軸にデザインし、ストレスなく注文をしてもらえるようにする
・「写真+英語+番号」を駆使し、インバウンド対策をしっかりしていることを訴求
おまけ:こんな感じで展示してましたー!
「体験型コンテンツとして、来場者様にお楽しみいただける展示物」と前述しましたが、
実際には以下のような見せ方で展示をしておりました!
まずはどういう意図なのか、来場者様ご自身で考えてもらってからめくると、解説が読める…
という感じですね!
3月にも展示会を予定しておりますので、その時にはまた違った展示ができたらと考えております!
まとめ:「意図のあるデザイン」は売上アップへの第一歩!
デザインを作る際、雰囲気だけで考えてしまうと、目指すゴールが見えず、時間ばかりかかってしまいます。
それだけではなく、どうにか頑張って作ったデザインの販促物を使い始めたとしても、
お客様に伝えたいことが伝わらず、場合によっては
「見にくい」
「何の店?」
「食べたいと感じるものがない…」
と感じさせてしまうかもしれません。
今回ご紹介したのはあくまで一例であり、デザイン作りの際に意識することとしては氷山の一角です。
デザインは「絶対にコレが正解!」というものはなく、だからこそ面白いのですが悩ましくもあります。
何より重要なのは、
「何が目的なのか」
「コンセプトは何なのか」
を意識して取り組むこと!
デザイン作成をご依頼いただく際、お客様の中で作りたいデザインのイメージが固まっていると、
デザイナーはご要望のデザインに早く近付けることができます。
そういった際、このブログの内容を思い出していただけるとイメージが湧きやすいかもしれません!
もちろん、ご自身でデザイン作成される場合も参考にしていただけましたら幸いです!
売上UP+1では「デザイン作成から印刷・加工・納品まで」一貫して承っています!
「こういうデザインのものを作ってほしい」と思い浮かびましたら、是非お気軽にご相談ください!
また、次回もよろしくお願いいたします!