メニューやカタログなどを作るときに、冊子にしたいけど形がよくわからず困っていませんか?
そんな時に少しでも役立てて頂けるように、少しずつですがご紹介しますので参考にしてみてください。
こんにちわ。
2年ぶりに子供の運動会を生で観戦して「やっとここまで戻って来たんだなぁ」と実感した佐藤です。
皆様もコロナが落ち着いてきて、少しづつ日常を取り戻してきているのではないでしょうか?
経済活動では原材料の高騰、円安に伴う輸入資材の値上がりなど
頭を悩ます話題が尽きないですよね。
その影響なのか、売りプラではこのところ価格改訂に伴うメニュー制作のご依頼をいただくのですが
メニューの形状についてどうするか迷われているお客様が多いように感じます。
そこで今回のブログではメニューを刷新する際に役立てて頂ければと思い
メニュー制作で多く使用される冊子の形状について、ちょっとだけご紹介します。
長所、短所を知ることでお考えのメニューの形をイメージしやすくなるかと思いますので参考にしてみてください。
中綴じ
表紙と本文の用紙を一緒に重ねて二つ折りにし、
真ん中の折り目部分にホチキス(針金)で綴じる製本方法です。
長所
少ないページ数でも製本可能。
閉じた部分をいっぱいに開くことができるので、見開きのレイアウトが可能。
構造がシンプルなので比較的安価。
短所
ページ数を8ページ以上で4の倍数にする必要があるので情報量の調節が必要。
大量のページには向かない。
使用する用紙や加工によっては膨らみやすい。
針金で閉じるので、食品関係の工場のように異物混入の危険性がある環境では使えない場合もある。
無線綴じ
本文をページ順に重ね、背の部分に接着剤をつけ、最後に表紙でくるむ製本方法です。
「線(ホチキスや糸など)」を使わずに綴じることから無線綴じと呼ばれます。
長所
大量ページでも対応可能。
中綴じに比べてページ数の制限が緩い。8ページ以上で2の倍数になっていれば対応は可能。
背があるので比較的丈夫。
短所
少ないページだと背の糊が少ないためページが取れやすい。
ページの開きが悪いので見開きのデザインには向かない。
中綴じと比較するとコストは高め。
用紙の表面加工によっては対応できない。
カシメ製本
カシメという金具で綴じた製本で、ファミレスなどでよく見ると思います。
固定部分が頑丈なのでページが外れにくく、パウチ加工した紙でも対応できるので耐久性に優れています。
長所
パウチなどの表面加工した紙でも対応可能。
金具も頑丈でページが外れにくい。
短所
綴じるスペースを考えてデザインをする必要がある。
ページの開きが悪いので見開きデザインには不向き。
レール綴じ
プラスチック製のレールを、印刷した紙で厚紙をくるむように作成した表紙で覆い、レールで本文を挟むように綴じた製本です。
長所
表紙部分はお店のオリジナルデザインにすることができる。
表紙はハードカバーの本のように丈夫に作られているので長期間の使用が可能。
本文はレールに挟んでいるので差し替えが可能。
短所
本文は固定していないので、強く引っ張ると外れてしまう。
レールの幅に制限があるので、大量ページには不向き。
いかがですか?
今回ご紹介した形状はほんの一部ですが、このほかにも使用場所、使用期間、掲載内容によって適した形状は様々なので
迷われているようでしたら遠慮なくお問い合わせください。
アドバイザーが最適な形状をご提案させていただきます。
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それではまた。