入社してから、いろいろな印刷物を見る機会が増え、新しく知ることばかりです。
そんな中で、最近ちょっと驚いたことがあります。
それは、
まったく同じデザインを印刷しても、使う紙によって仕上がりの印象が変わること。
入社前の私は、
「印刷するデータが同じなら、どの紙に刷ってもだいたい同じでしょ?」
くらいに思っていました。
でも実際に比べてみると……
結構違うんです。
さて、今回は紙を変えると何が変わるのか、実際に見たり触ったりして私が感じたことをご紹介します。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
目次
ツルツル、さらさら、ざらざら。まず触った感じが違う

紙を何種類か並べて触ってみると、最初にわかるのが「手触り」の違いです。
ツルツルした紙。
さらっとした紙。
少しざらざらした紙。
厚くてしっかりした紙。
コピー用紙くらいしか意識したことがなかった私には、
「紙ってこんなに種類があるんだ」
というところから驚きでした。
そして面白いのが、触ったときに受ける印象まで違うことです。
コート紙 のようなツルっとした紙は、なめらかでパキッとした感じ。
マットコート紙 のような落ち着いた質感の紙は、少し上品な感じ。
ヴァンヌーヴォー と言われる凹凸のある紙は、自然で温かみのある感じ。
もちろん感じ方は人それぞれですが、
紙は目で見るだけではなく、手でも感じるもの
ということに気づきました。
同じ写真なのに、色の見え方まで違う?

もう一つ驚いたのが「色」です。
同じ写真、同じデザインデータなのに、紙を変えると写真や色の見え方にも違いが出ます。
たとえば、コート紙のような表面に光沢のある紙は、写真や色がくっきり鮮やかに感じられることがあります。
一方で、光沢を抑えたマットコート紙では、落ち着いた見え方になったり、文字が読みやすく感じられたりします。
さらに、紙そのものの白さや色味も影響します。
真っ白な紙に印刷するのと、少し黄色味やクリーム色のある紙に印刷するのでは、全体の雰囲気も変わります。
私はこれまで、
「印刷物の色はデザインデータで決まる」と思っていました。
でも実際は、データだけではなく、その色をのせる紙も仕上がりに関係しているんですね。
紙の厚さでも印象が変わる
紙の種類だけではなく、厚さも印象に関係します。
薄い紙なら、軽くて気軽に手に取りやすい。
厚い紙なら、手に持ったときにしっかりしていて、少し特別な感じがします。
たとえば、たくさん配るチラシと、お客様に持ち帰ってもらうショップカードでは、求められる厚さも違います。
メニューやカードなど、実際に手に取るものになるほど、
「持ったときにどう感じるか」もデザインの一部なのかもしれません。
見た目しか考えていなかった私には、これもなかなか新鮮な発見でした。
紙は最後に何となく決めるもの、ではないのかも
同じデザインを違う紙で比べてみると、
「このお店なら、こっちの手触りの方が雰囲気に合いそう」
「この用途なら、この紙の厚さが合いそう」
と感じるようになりました。
写真を鮮やかに見せたいのか、落ち着いた雰囲気にしたいのか、ナチュラルで温かみのある印象にしたいのか。
「どの紙が一番いいか」ではなく、「何を伝えたいかによって紙を選ぶ」
ことが大切なんですね。
紙を変えるだけでも、
色の見え方
触った感覚、
手に持ったときの印象
印刷物全体から感じる雰囲気が変わります。
そう考えると、
紙もデザインをつくる材料の一つ
なのかもしれません。
「高級感を出したい」
「料理写真をきれいに見せたい」
そんなイメージから紙を考えてみるのも、印刷物づくりの面白さの一つだと感じています。
まとめ
これまで紙の違いをあまり意識したことがありませんでしたが、実際にいろいろな紙を比べてみると、同じデザインでも、紙が変わるだけで色の見え方や手触り、手にしたときの印象まで変わることがわかりました。
普段何気なく手にしているメニューやショップカード、チラシも、
「なぜこの紙が使われているんだろう?」
と考えてみると、今までとは少し違って見えてくるかもしれません。
印刷物を作るときには、デザインだけでなく、
「どんな印象を持ってもらいたいか」から紙を考えてみるのもひとつなのではないでしょうか。
紙について、もう少し詳しく知りたい方へ
紙には、色や質感、厚さだけでなく、さまざまな種類やサイズがあります。
「もっと紙の種類を知りたい」
「用途に合ったサイズってどれくらい?」
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▼ メニューなど販促物を作るときに知っておくと便利な紙のサイズ
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